岩手県競馬組合は29日、同日に実施された管理者副管理者会議において、平成23年度の収支見通しが整ったとして、5月14日(土)から岩手競馬を当初の予定通り開催すると発表した。
【達増管理者コメント】
岩手競馬については、3月11日の東日本大震災津波の発生以降、多くのファンの皆さんに御心配をおかけしてきましたが、国、
地方競馬全国協会、
JRA及び全国の
地方競馬関係者からの御支援や、厩舎関係者及び関係企業等の御協力により、平成23年度収支計画の見通しが立ち、5月14日(土)からの盛岡競馬は、予定どおり開催いたします。
岩手競馬は、自らも震災により大きな被害を受けましたが、地域の主要な経済主体、雇用の受け皿としての役割を果たしながら、競馬の開催により、県民に元気を届けていきたいと考えております。
今後、当組合と厩舎関係者等が一丸となって、魅力あるレースの提供に全力で取り組んで参りますので、競馬ファンはもとより、関係各位の一層の御協力をよろしくお願いします。
【平成23年度の開催概要】
開催日程:15開催90日間(例年の75%)
・土日月を基本とし、1開催6日間で開催
開催期間:5月14日(土)〜12月5日(月)
開催場:
盛岡競馬場・
水沢競馬場は復旧の見通しを踏まえ、年度内の開催も検討(当面、場外発売所として運営)
広域受託発売:5月2日(月)より発売
・
水沢競馬場は5月14日から発売予定
場外発売所:(テレトラック)種市、安代、盛岡大通、十和田、津軽、山本、横手、東京で発売
・宮古、三本木は施設の復旧後発売予定
・釜石は閉鎖
※開催の前提事項等
被災地における競馬開催であることに鑑み、収支均衡を前提として、一定の金額を義援金として拠出することを目標に運営に努めるほか、場内への募金箱設置など、震災復興に寄与するような取組を積極的に行う。